ヒネクレ仔ぶたはブーと鳴く。

Yahoo!ブログ閉鎖により、漂着したヒネクレ仔ぶた(管理人)が、徒然なるままに、愛のままに我が儘に書きたいことを書きなぐるブログ。漂流中に細胞分裂し、アメーバブログにも漂着している。

12人の優しい日本人…。

本日、借りてきたトヨエツDVDの最後の1本を観ました。


もし日本の裁判に陪審員制度があったら?というコメディ作品。
なんとこの映画…1991年の映画なんです。つまり、17年も前の話。
当時は当然、陪審員制度なんてありませんし、陪審員制度が施行される予定もありませんでした。

裁判員制度の施行が目前になった今だからこそ観て欲しい作品だと思います。
この映画の陪審員と今度施行される裁判員制度がどこまで同じような仕組みなのかは知りません。
あ、ちなみに映画では12人ですが、今度施行される裁判員制度は基本6人みたいです。
外国の映画みたいに聖書に手当てて神に誓うってのもないでしょうね(笑)
管理人、仏像用意されても拝みませんよ?

基本は義務だから断れないらしいですが………適性検査みたいのはやるらしい。
ま、適性検査やって選んじゃったら、実は一般人から無作為に選んだ意味はないと思うんですけどね。
とはいえ、偏った意見の人ばかり集めたら大変なことになりそうですし…
管理人も年齢的には呼ばれてもおかしくはないわけで…
きっと、やりたくない!!って人多いと思うんですよ。
何が一番嫌かというと…恨まれそうじゃないですか。

無罪や軽い罪にしたら、被害者や被害者の関係者に。
有罪や重い罪にしたら、加害者や加害者の関係者に。

もしその裁判の結果で裁判員が恨まれて、何かしらの嫌がらせや被害にあったら国は何かしてくれくるんですか?
それとも、そうなる前に守ってくれるんですか?

映画の中でも『死刑判決をしてやりきれない気持ちになった』というようなセリフがありました。

一応、裁判員を守る為の法も用意されてるようですが………
事件が起きてるから、裁判員が必要になってるわけですからねぇ。説得力は低いです。

しかも…裁判員制度の説明してるページのQ&Aを見たら…

Q、裁判員になったことで,事件関係者から危害を加えられることはありませんか?

の質問に対して…

A、
これまで裁判官や裁判所職員が事件関係者から危害を加えられたというような事件はほとんどおきていません。また,事件関係者から危害を加えられるおそれのある例外的な事件については,裁判官のみで審理することになっています。ですから,どうぞご安心ください。

ってなことが書いてありました。
太字に注目して下さい。『ほとんど』です。つまりちょっとは起きてるってことですよね?

それ以外にも裁判員には守秘義務があって、破れば刑罰が科せられるとのこと…。
義務だからって勝手に選んで、基本的に辞退認めなくて、選ばれたら無断で欠席すると10万以下の罰金、守秘義務破ると刑罰の対象になる…。

何か…日給1万程度なのに随分ハイリスクじゃないですか?
まあでも仕方ない…選ばれちゃったらあきらめてください。
もしかしたら有名人に会えるかも!?と思って乗り切ってください。

管理人、別に呼ばれてもいいですけど…ものすごくはっきり言っちゃいますよ?
人見知りはしますが、その後、二度と会うことのない人なら遠慮しないんで(笑)
そしてご存知の通りヒネクレてます。あ、別にわざと意見に反論したりはしないです。
納得いくまで妥協はしませんけどね。でもまあ、結果的には多数決なんで…。

たぶん、こーゆー管理人みたいな面倒な奴を除外する為に適正検査みたいなのをするんだと思います(笑)


そして偶然ですが、この映画を観た、まさに今日『光母子殺害事件』の死刑判決が言い渡されました。
この判決は、被害者の遺族にも、被告にも、そしておそらく、これから始まる裁判員制度にも大きく影響するでしょう。

きっと『死刑』そのものに反対する方も多いでしょう。
管理人は…別に、死刑制度反対しませんけどね。
死刑になったら可哀相だとかいう方多いですが、死刑になるようなことしてるんです。
誰かの命奪ってるんです。
そりゃ、死刑にしたって被害者は生き返りません。生き返るなら毎日死刑執行されてます。
死刑になりたくないなら、人を殺したりしなきゃいいんです。たったそれだけのことなんです。

今回の裁判の結果も結局、殺害した人数の問題になってるような気がしてならないです。
『●人以上殺したら死刑の可能性がある』ってことは言いかえれば
『●人より少なければ絶対死刑にはならない』ってことなんです。

幸せなことに、管理人は今のところ被害者にもその遺族にもなったことはありません。
ですから遺族の本当の悲しみや苦しみ、憎しみは理解することはできません。
ただ…自分の性格からして、自分が遺族だったら一生、犯人を許すことはないだろうと思います。





………ここまで真面目に重い話してたのに雰囲気ぶち壊すようで悪いんですが…映画の話に戻ります。


映画の登場人物は全部で14人。ほんとにそれだけです。
陪審員に選ばれた12人と守衛さん、あとは宅配のピザ屋(笑)

役者さんの名前には疎い管理人ですが、顔は知ってる!!という人がゴロゴロ。
むしろ知らない人の方が少ないぐらい。でも…やっぱり名前は出てこない(笑)

さすが17年も前の映画なだけあってみんな若い!!
そして…トヨエツの服装。何だその派手なチンピラのようなシャツはっ!!流行ってたの!?
で、やっぱりタバコ吸ったー!!つーか、最初の方、延々とタバコ吸ってるだけだーっ!!
会話に参加しないどころか、ほとんど画面にいないよ!!

驚くほどに喋らない(トヨエツが)…画面に映らない(トヨエツが)…何か怒鳴ってる(トヨエツ以外が)

と思ったら…かなり後半、喋った~!!!そしていつのまにか主導権握ったー!!!

前半と後半まるで別人ですよ?
あんな格好で、タバコ吸って、黙って、フレームアウトしたのに…(笑)
何、後半のさわやか系なキャラ!?いや、喋ってくれて嬉しいけど!!

………最後に…無性にピザが食べたくなりました(笑)
さて、次は何を借りてこようかな~♪