ヒネクレ仔ぶたはブーと鳴く。

Yahoo!ブログ閉鎖により、漂着したヒネクレ仔ぶた(管理人)が、徒然なるままに、愛のままに我が儘に書きたいことを書きなぐるブログ。漂流中に細胞分裂し、アメーバブログにも漂着している。

疑わしきは罰…。

疑わしきは罰…しちゃう??

和歌山の毒物カレー事件で、被告に死刑判決が出ましたね。

ヒ素入りのカレーを食べた4人が亡くなり、他にも多くの被害者が出ている悪質な事件。
被害を考えれば死刑は妥当な判決です。

が、この事件、被告が100%犯人だと言い切れる証拠がないらしい。特に動機は不明のまま。

………死刑判決にしちゃって本当にいいの??

仮に99%疑わしくても、掴めていない残り1%がもし無実を証明するものだったら?

万が一、真犯人が別にいるとしたら?

この事件は、初公判から最高裁判決まで約10年かかってます。
10年かけて、最終的に証拠が曖昧なまま死刑判決。

100%殺した犯人だとわかっていても、死刑判決がでない事件が多々ある中、確たる証拠や動機も不明なこの事件での死刑判決にはどうも納得ができません。

もちろん、管理人はこの事件を詳しく調べたわけでもないし、正直、こんな事件あったなぁ程度しか知りません。
それでも、裁判員制度が開始されようというこの時期にこの判決はどうなんですかね?

少なくとも、推理小説や探偵モノの漫画だったら絶対許されませんよ?
こんな結末。ネームや下書きの時点でボツですってば。

というか…まさか裁判員になったら10年間も付き合わされんの??
他人の起こした、ぶっちゃけどうでもいい事件の裁判に??

…無理。絶対無理。
被害者や遺族の気持ちにはなれても、犯罪者の気持ちなんて理解できるわけないじゃないですか。
エスパーじゃないんですから、他人の本当の気持ちなんて理解できませんよ。

まあ、そんなこと言ったら、所詮、裁判官も弁護士も検事も全部他人なんで理解したフリをしてるだけなんですけどね。
日本の法律上、裁ける立場にあるってだけで、イイ人かどうかもわかりません。
少なくとも管理人は、偉い人だとは思ってません。

死刑制度自体は反対しません。
更生の余地があるとかないとかは関係ないです。
殺された人にやり直すチャンスは二度と巡ってこないのに、殺したヤツにだけ何故やり直せるチャンスが与えられるのか、おかしいと思いません?

一般的に日本では1人殺してもすぐ死刑ってケースは滅多にありません。
これって殺された人の命を軽視してると思いませんか?
命は平等なんていいながら、犯人の人権は守って、殺された人の人権は無視。

もう大前提として「人を殺したら死刑」って決めちゃっていいんじゃないですか?
だって、普通に生活してて人を殺しますか?殺さないでしょ?
【殺人=死刑】を前提に、捜査を進めて、事故だったり、正当防衛だったり、犯人に情状酌量の余地があるなら刑を軽くしていけばいいだけのことです。
それとも、死刑を反対する人は自分もいつか「殺しちゃうかもしれない」って思ってるってことですか?


…というか、みんなが悪いことしなきゃいいだけのことなんですけどねぇ。
犯罪がなければ裁判はないわけで、裁判員制度があったって呼ばれることはないワケです。

ちゅーわけで、裁判員なんて面倒なことやりたくないなら、事件起こすな!!

え?こんなこと言うと、裁判員やりたいヤツが事件起こすって??
いやいや、事件起こしちゃったら裁判員じゃなくて被告ですから、ご心配なく。