ヒネクレ仔ぶたはブーと鳴く。

Yahoo!ブログ閉鎖により、漂着したヒネクレ仔ぶた(管理人)が、徒然なるままに、愛のままに我が儘に書きたいことを書きなぐるブログ。漂流中に細胞分裂し、アメーバブログにも漂着している。

70年…。

10万人もの犠牲者と100万人以上の被災者を出したという東京大空襲から今日で70年だそうです。

もう70年なのか、まだ70年なのか。

管理人の祖父母は健在です。
みんな80後半ですので戦争体験者ではありますが、あまり戦時中の話を聞いたことはありません。

いや小学生の頃に平和学習と称した地域のご老人への聞き取り調査?的なものがあった気がするので、管理人も祖父母に話くらい聞いてるとは思いますが…
祖父はあまり話したくないようだったので深くは聞いてないです。
ただ親父曰く、酔った時に「手榴弾の練習で仲間が吹っ飛んだ」という話をしていたそうです。
戦場には行ってないが、呉に居たことがあるとか…。

祖母は戦時中は食べ物がなくて~とか、近所の誰々さんの家族がどこどこにいて空襲で~とか…
話がどんどんズレて最終的にただの世間話になり何の調査にもならなかった記憶があります。
※ボケてないから余計にタチが悪い

結局、聞き取り調査は何の役にも立たず、図書館で調べた記憶があります。

ちなみに…母方の祖父は特攻隊に所属してました。
話を聞くと嬉々として長話が始まるのであえて聞かないようにしてます。
あ、今も生きてます。
特攻隊の予備軍的なモノで特攻する前に戦争が終わったんだか、飛ぶ戦闘機が無くなったんだかで、飛んでません。
まあ飛んでたら管理人は今、ここにいないかもしれませんが…。

ただ感じたのは、
実際に目の前で仲間の死を見ている父方の祖父には語りたくない記憶で、
特攻に憧れすら抱いていそうな母方の祖父には自慢したくて仕方ない記憶のようです。

母方の祖父は軍服?でビシッとキメた写真を家に飾っちゃうような人です。
「カッコイイ☆」って褒めて欲しそうなので褒めません(笑)
あ、褒めとけばお小遣い貰えたのか!?
…いや、そういう気の利くタイプじゃねえな。


最近は3月10日が東京大空襲があった日だと知らない人が増えているそうです。
まあ明日3月11日が東日本大震災なので、生まれる前の悲劇より身近な悲劇が記憶に残るのも無理はないかもしれません。
今の子は阪神淡路大震災も知らないでしょうし。
高速道路横倒しの図の衝撃は忘れられません。

…9.11テロ事件なんて日本人の中ではもっと忘れ去られてそうですね。

悲劇を忘れることで恨みや憎しみも忘れられるなら、それはそれでいいのかもしれません。

東京大空襲や原爆のことでアメリカに訴訟をするという話を耳にしません。
被爆者が国に訴訟を起こすのはよく耳にしますが。
大々的に報じられてないだけなのか、結局は「勝てば官軍」で敗者は黙るしかないのか…
じゃあ勝ってもないお隣りの国は何故訴えまくるのか…。

戦争で亡くなった方すべての御冥福をお祈り致します。

二度と悲劇は繰り返しません…と断言できないのが残念です。
人間はそこまで賢い生き物じゃないですから。
残念ながら殺人も争いも決して無くならないと思います。

未成年による残虐な殺人事件や引きこもりによる殺人事件。
日本国内でも殺人事件が頻繁に起きるんですから、世界規模じゃ手に負えません。
やはり人間同士の争いがなくなるのは人類が滅ぶ時なんですかね…。