ヒネクレ仔ぶたはブーと鳴く。

Yahoo!ブログ閉鎖により、漂着したヒネクレ仔ぶた(管理人)が、徒然なるままに、愛のままに我が儘に書きたいことを書きなぐるブログ。漂流中に細胞分裂し、アメーバブログにも漂着している。

イヌ・ネコ食用禁止…。

隠し撮りのドキュメンタリー映画ザ・コーヴ」のアカデミー賞受賞でイルカを食べることが一騒ぎになっていますが…それは日本のごく一部。
元々そんなにイルカ食べてないですからね。日本人。絶対あの映画で誤解してそうですよね。
日本人=イルカを食う…みたいな。
食わんよ。一般的に売ってないもの。

まあ、それは置いといて…

中国で「反動物虐待法案」が提出され、「イヌ・ネコ肉の食用禁止」が明言され中国国内、特に犬肉料理で有名な江蘇省徐州市などでは衝撃が走っているそうです。

いや、まあ日本からすれば普通「イヌ・ネコ」は愛玩動物で「食べ物」じゃないんで…
知らなかった人にとっては中国では食べられちゃうということのほうが衝撃的かもしれません。

日本にある中華料理店でも扱ってるところもあるようです。
ちなみにイヌ料理は韓国でもあります。
韓国から来ていた同級生が『犬は「赤犬」が一番美味しい、女性には「黒犬」が美容に良い』と言っていました。どこまで本当かはわかりませんが、韓国では別に犬料理は珍しいことではないとか…。
ネコ肉はベトナムなどで食べられているそうです。

最近では中国でも「イヌやネコを食べるなんて、野蛮な風習だ」という声が高まっているようで、
インターネットなどでもイヌ・ネコ肉の食用反対の意見が大多数だったようです。
ただ、一方では
「人間の権利と福祉も保障されていないのに、動物の権利を擁護するなんてばかげている」との意見もあるそうです。

…まあ、それはもっともな意見ですね。
人間の権利も保障できないのに動物守ってる場合かよってことですよね。

まして「犬肉料理」が有名で、関連産業に10万人以上が従事、年間の売上額が10万元以上に上っている江蘇省徐州市沛県では「人間の生活が侵害される」などと反対の声が高まっているとのこと。

そりゃ、犬肉禁止になったら生活できません。
その辺ちゃんと保障してくれるのでしょうか?
…してくれないだろうなぁ。中国じゃ。

しかもこの「犬肉料理」、実は2000年以上の歴史を誇っており、漢の高祖・劉邦も宴会で、客に饗応するなど毎日食べたと伝えられており、昨年、江蘇省の『無形文化遺産』に登録されているという。
ついでに、養殖された犬肉は日本やロシア、韓国、シンガポールなど海外にも輸出されているとのこと。

一部の区域だけで許可するとかいう法案にはできないんですかね?
いや、管理人は犬も猫も好きなんで食べようとは思いませんが…他の国の伝統や風習を批判する気はありません。
ベジタリアンから言わせれば牛や豚だって同じでしょうし。
ペットとして飼われる動物だから食べちゃダメ!!ってのは微妙ですね。
ブタはペットとして飼ってる人も増えてますしね…。
ペットはペット、家畜は家畜なんじゃないでしょうか。
というか、中国だって何もペットとして飼われているイヌ・ネコを食べてるわけじゃないでしょうに。
…食べてないですよね?ペットは。
近所でイヌ・ネコが散歩してたら「美味しそう」って思っちゃうもんなんですか?さすがに違うよね?

そもそも愛玩動物って線引きが曖昧ですよね。
爬虫類をこよなく愛して飼っている人だっています。
まあ、それを捨てたり逃がしたりするから事件に発展するんですけどね…。
例えばヘビをこよなく愛する人が「ハブ酒」や「マムシ酒」に対して動物虐待だって騒いでます?
いや、一部では騒いでいるのかもしれませんが、
世間一般的にあれを動物虐待とは思いませんよね。というか飲もうと思わないかもしれませんが…。

要するに、世界規模でペットとして飼われてたりする動物を食べると「動物虐待」になり、
一部の人にしか好まれない動物なら食べても問題なしということですよね。

…一体、誰を基準にするのさ…常識なんて国や地域で変わるのに。
そういや、日本のイルカは隠し撮りまでして騒ぐのに、中国のイヌ・ネコ肉は映画にしないのかね?