仕事で文章のチェックをすることがあります。
校正作業・簡易版的なヤツです。
基本的には下書き通りに入力されているかを確認するんですが、しょせん人間が作るものですので下書きの段階で誤字脱字があったりします。
文章って何度も読んでると、脱字があっても脳内で勝手に補完しちゃって気づかないことが多々あります。
で、忘れた頃に読み返すと『何で誰も気づかなかったんだよ!』なんてこともよくある。
ちなみに管理人は校正の資格なんて持ってません。
そんな素人が見ても誤字脱字などはボロボロ出てきます。
文章を作成する人のクセみたいなものなのか…やけに読点を使いまくる人がいます。
※読点とは「、」←これです。ちなみに「。」は句点です。
例として、
『黒い目の可愛い犬』という文章があった場合…
▼読点乱用タイプ
黒い、目の、可愛い、犬
極端な例ですがこんな感じで単語単語でぶつ切りにする人がいます。
声に出して読めばどれだけ不自然かがわかるかと…。
一行でどんだけブレス(息つぎ)入れる気だよ?と。
たかが読点、されど読点。
読点の位置によっては文章の意味が違ってきます。
黒い目の、可愛い犬
黒い、目の可愛い犬
さてこの二つの文章の違い…
おわかりいただけただろうか?
わからないという方、国語苦手ですか?
それでは一つずつ見てみましょう。
『黒い目の、可愛い犬』
この場合、黒いのは目の色で、犬の毛は何色かわかりません。
ぶっちゃけ、黒目の毛を紫に染められたマルチーズの可能性もあります。
『黒い、目の可愛い犬』
こっちは毛が黒くて、目が可愛い犬です。
黒毛で顔はブサイクなのに目だけはクリクリしてて可愛い犬かもしれません。
又は、腹黒い犬の可能性もあります。
日常的な文章では犬に対して腹黒いとは思わないですが、小説等なら有り得るかと。
他にも『白い肌の綺麗なお姉さんだね~』なんて文章も、読点を打つ位置によっては
「色白で全てが綺麗なお姉さん」
と
「白い肌だけが綺麗なお姉さん」
のように全く違う意味になります。
夏休みの宿題で日記や作文を書く子も多いでしょう。
無駄に「読点」を打ちまくったりしてないか、変な位置に「読点」がないか、とにかく書いた文章は読み返して見ましょう。
まあ読み返しても気づかない人は気づかないみたいですがね。
管理人もブログを書く時は、できるだけ読み返して誤字脱字がないように注意してます。
まあ完璧にはなりませんがね。