ヒネクレ仔ぶたはブーと鳴く。

Yahoo!ブログ閉鎖により、漂着したヒネクレ仔ぶた(管理人)が、徒然なるままに、愛のままに我が儘に書きたいことを書きなぐるブログ。漂流中に細胞分裂し、アメーバブログにも漂着している。

災害救助犬…。

ニュースを見るたびに犠牲者数が増え続けるネパールの震災。
各国の救助隊が救援活動を行っていますが、すでに72時間を過ぎてしまっているため、生存者の救助が難しくなっていると思われます。

日本からも救助隊が向かっており、その中には災害救助犬「夢之丞(ゆめのすけ)」もいるそうです。

「夢之丞」は殺処分寸前だった捨て犬で、殺処分する数が多すぎて翌日に回されたところ、NPOスタッフの目に留まり災害救助犬になった犬だそうです。

人間の勝手で捨てられ処分されそうになった犬が、災害救助犬として人間を助けるために働く。

頭の下がる話しですし、いい話なんですが、管理人は素直に美談とは受け取れません。
もちろん殺処分を免れたことは良かったと思います。
NPOスタッフさんグッジョブです。
でもそれは…言い方は悪いですが「災害救助犬として使える」と思ったから助けたんですよね?
柴系?の雑種だった「夢之丞」ですが、もし、今人気のトイプードルやチワワ、ダックスだったら災害救助犬として訓練しようとしたでしょうか?おそらくしないと思います。

殺処分寸前の捨て犬が災害救助犬として活躍していることを良いことだと思ってはいけないと思う。
捨てられなければフツーの飼い犬として、危険な災害現場に行くこともなく家族の一員として平和に暮らせたんじゃなかろうか。

捨てられたのも人間の勝手ですが、災害救助犬になったのもまた人間の勝手です。
もし訓練をしても災害救助犬になれなかった場合、夢之丞はどうなっていたのでしょうか?

「生きがいを与えて貰ってよかった?」なんてもう発想がブラック企業ですよ…。
夢之丞は望んで災害救助犬になったわけではなく、災害救助犬になるしか選択肢がなかったんだと思います。
従順に忠実に人間の言うことを聞くしか生きる術がなかったのではないでしょうか?
人間に必要とされるのが犬にとっての喜びだなんてのは人間の勝手な考えです。
会社に必要とされ過労死するまで働かせて貰えるのが社員の喜びだと言っているようなもんです。
…実際にそう洗脳されちゃってる人がいるから世の中は怖い。

できることなら本人、いや本犬に聞いてみたいです。
「夢之丞、君は幸せですか?」と。

人間の勝手で捨てられ、人間の勝手で危険な災害救助犬として働かされてる夢之丞。
とにかく無事に帰ってこられることを祈ります。

きっと管理人より、夢之丞の方が人間好きなんだろうなぁ。
管理人だったら、捨てた相手を死ぬまで呪いますね。
…犬や猫に限らず、生き物を捨てたヤツはガス室に放り込んでやればいいと思います。