ヒネクレ仔ぶたはブーと鳴く。

Yahoo!ブログ閉鎖により、漂着したヒネクレ仔ぶた(管理人)が、徒然なるままに、愛のままに我が儘に書きたいことを書きなぐるブログ。漂流中に細胞分裂し、アメーバブログにも漂着している。

オリバー・ツイスト…。

前回のレンタルは【新選組!】全13巻借りという無謀なものだったので、今回は控えめに洋画を2本だけ借りてます。

とはいえ、20世紀少年の試写会とかでなかなか見るヒマがなく、
明日返却しなきゃいけないのにまだ1本見てない…。

とりあえず【オリバー・ツイスト】を観ました。


※一応、ストーリーのネタバレ含みますので、これから観る!!という方はご注意を。


………映画公開時のCMや予告編に騙された気がする…。

いや、感動モノっちゃ感動モノなんでしょうけど…感動しない。
※ちなみに【新選組!】で一番感動したのは…源さんが死んだ時かなぁ。

オリバー役の子は可愛いし、健気で薄幸という役柄にはぴったりです。
が、何がいけないんですかねぇ?
前半の展開の早さ?

突然、救貧院に来たと思ったら、食事の「おかわり」を要求して追い出され、
煙突掃除のオッサンに売られそうになったと思ったら「涙目で売らないで」で売られずに済み、
どこかの金持ち?に下働きとして引き取られたと思ったらいじめられ脱走。
あてもなく歩いていると、ロンドンまで110kmと書かれた看板が出るが、道中、家が2軒(1軒は追い払われ、1軒は親切)しかなく、途中1度だけ馬車が追い越して行くだけの道のり。
…そしてあっさりロンドンに到着。
とりあえず、靴はボロボロになっていたので距離は歩いた風に見えなくもないですが、元々ボロボロだから痛むのが早かったんじゃないか?とも思えてしまう。

で、ロンドンに到着したらスリ少年と知り合い、窃盗団の一味と一緒に生活。
※映画を観る限り、どのくらいの期間一緒に生活したかはよくわからない。一味以外にも悪党や2人の女性が一味のアジトへちょくちょく来る。

他の少年がスリに失敗し、オリバーが犯人と間違われ捕まる。が人違いとわかり無罪放免。
スリ被害にあった紳士が、すげーいい紳士でオリバーを引き取る。
が、窃盗団一味と悪党はオリバーから居場所や悪事が漏れるのを恐れ、オリバーを連れ戻す。
悪党がオリバーを連れ、紳士の家に泥棒?に入り、見つかってオリバーが銃でケガを負う。
悪党の一味である女性が、オリバーに同情し紳士に密告したせいで悪党に殺され、
指名手配になった悪党がオリバーを人質にしながら逃亡するも、うっかりロープで首吊って死亡。
窃盗団一味のボスは捕まり、最後は絞首刑になる。(映画はその直前で終了)
オリバーはいい紳士に引き取られ、裕福な暮らしを手に入れましたとさ…。

…と、こんな内容です。
さて、窃盗団のほかの少年は一体どうなったのやら…。

ぶっちゃけオリバー何もしてないんですよね。
周りに振り回されてただけで。
スリには参加してないようですが、他の少年が盗んできたもので生活してたわけですからねぇ…。
他の少年から「何であいつだけ!?」と恨まれないのが不思議なくらいです。

孤児が窃盗団に入って盗みをしながら暮らすなんて話はお約束ですからねぇ…。
そんなお約束の話でも、「生きるためだ!!」と割り切ったり、悪事を働く苦悩とかを全面に押し出したりするんでしょうけど…この作品は、正直オリバーが何考えてるんだかわかりません。

無垢といえば響きはいいですが、実は何も考えてないだけなんじゃ?と疑問に思えてきます。

感情移入しづらいんですよ。オリバー。
むしろ窃盗団のボスに感情移入しちゃいますよ…。
たしかに悪人ですけど、その悪人のおかげで何人もの少年たちが生きていたわけですからね。

ちょっと前に観た「奇跡のシンフォニー」の方が面白かった気がする。
まあ、あれは主演の子が可愛いから借りたんですけどね。
※【チャーリーとチョコレート工場】のチャーリー役の子。