平和ボケ上等…。

昨日のブログで【POSO】の話題に触れました。
宗教戦争の動画で、グロイと言われているものだと。
管理人は観ていないので、観た人たちのコメントを鵜呑みにしていただけでした。
『平和ボケしている日本人は見るべき』とのコメントも多く…
ネタとして扱った以上、スルーしちゃうのもどうかと思って観ました。

ちなみに…
昨日のお昼は「カツとじ定食」、夕飯は「カルビタンスープ」です。
動画は夕飯前に観ました。

正直なところ…
トラウマになるほどの衝撃は受けていません。
食事ができなくなったり、吐き気が止まらないなどという症状も全く起きませんでした。

振り返ってみれば…
学生時代からじわじわと耐性が付いていたのかもしれません。

小学生の時は、給食の時間に「ソマリア内戦」の映像を見せられました。
死体や血塗れなシーンはなかったと思いますが、飢餓でガリガリに痩せた子どもたちがたくさん写っていました。
給食の大切さや、食べられることのありがたさを伝えようとしていたんでしょうけど、食欲のなくなる子や泣き出してしまう子もいるなど…今だったら親が学校に殴りこんできそうです。

中学ではトレセンで校長が生徒が水死した話を延々と語り…

高校では担任に給食の前の授業で原爆投下直後の被害者を映した映像を見せられました。

大人になってからの方が、こういう映像に触れる機会はなくなりましたね。
ネットで探せばいくらでもあるんでしょうけど、わざわざ探して見ることはないので…。

ただPOSOの動画を見て思ったことは、
管理人は一生、どの宗教にも入らないだろうということです。
※あ、一応我が家は日蓮宗？らしいです。だからどうってこともないですが…。

死体を見て気持ち悪いと思うより、嬉々として生首を持ち上げる人や人を斬りつける人の方が余程気持ち悪く感じます。
あれが犯罪者以外の何に見えるというのでしょう？
そもそも何で一般人が普通に武器を持ってるのか…
日本で生まれ育った管理人にはそこからすでに「ありえない」状況なわけです。

あんな目に遭ってまで宗教を信じなければいけないものなのか？
では何の為に信じているのか？
信じた結果何が起きたのか？
殺された人たちはその宗教を信じたことを悔やんでいないのか？
遺族は「何故救ってくれない？」と神に対して疑問に思わないのか？
家族や友人を奪われても縋り付く必要があるのか？

信仰心のない管理人からすれば、宗教なんて世界規模で展開している詐欺にしか思えません。
幽霊や宇宙人の存在になると大声で否定する人はいるのに、神の存在になると何故大声で否定する人がいないのか…。
まあ、宗教関係は関わるとロクなことが無いからなんでしょうね。
同じ宗教でも派閥が違うというだけで殺される可能性があるわけですから…。
大声で批判しようものなら何をされるかわかりません。

幸せの国と呼ばれるブータンでさえ国教が存在します。実は民族問題もおきているようです。
日本には「宗教の自由」があり熱心に信じてる人はごく一部です。
国教がないのは文化的な理由等もあるでしょうが、やはり「必要がないから」なんだと思います。
島国で、基本的に同じ民族しかいない。
国境問題もなければ民族問題もない。
紛争や宗教戦争が起きている国から見ればまさに「楽園」なのではないでしょうか？
当たり前のことだから、日本に住んでる人はそれを「幸せ」とは感じないだけだと思います。
まあ貧富の差はあるので…それが「幸せ」と感じない一番の理由なんでしょうけど…。

日本を平和ボケ、平和ボケと言いますが…
おかしいのは平和ボケしている日本じゃなく、平和を保てない他国なんじゃないでしょうか？
平和ボケの何が悪いのか…
敗戦という過ちを乗り越えて得た平和をボケ扱いとはひどすぎやしませんか？
平和じゃない国は、過ちを犯し続けているだけのことじゃないでしょうか？

宗教間、民族間でお互いを尊重し、時には妥協しながら共生する道を選ばない限り、勝敗が付くまで争いは終わりません。

何事にも「妥協」は必要です。
日本人は、鳥居もくぐるし、お寺で大仏も見るし、教会で結婚式もあげるし、クリスマスだって祝う。
この「いい加減さ」が平和に繋がってると思います。

何か一つを信じることが悪いことだとは思いませんが、
一つのことに縛られては周りは見えなくなります。
宗教という枷がない分、広い視野を持って、空気の読める人でいたいですね。

人を救えるのは人であり、神でも仏でもありません。
ただ、人を傷つけるのも人です。
人が傷つけるのをやめさえすれば神や仏に縋る必要なんてないはずなんですが…
それができないのが人間。
地球上で最も凶暴で凶悪な生き物なんでしょうね。